中国語検定  »  3級  »  出題形式攻略

4級リスニング 長文(会話文)攻略


リスニング長文は

1会話文。

2文章


2つの種類があります。それぞれ5つの質問が設けられています。

その5問から攻略の糸口を見つけることができます。

なぜなら、5問はすべて次の要素から発問されるからです。


1.いつ(什么时候)?    時間

2.どこ(哪儿)?        場所

3.だれ(谁)?         ひと

4.何事(什么)?        出来事

5.なぜ(为什么)?      原因

6.どのように(怎么样)?   様態


これは「5W1H」と略称し、文章作法の「金科玉律」とも言われています。

文章は千変万化しても、この構成要素は不変です。

リスニング長文の問いも必ず「5W1H」からでます。


【出題point

過去試験問題をみると、会話文・文章に情報が密集・交錯する部分があります。これは明らかに設問するための仕掛けです。例えば、次は中検過去問です。(中国検定4級89回)


小张:小王,我要去便利店买点儿东西。

小王:小张,便利店在哪儿呀?

小张:在那个大楼里。

小王:你去便利店买什么?

小张:我要买面包和牛奶,我还没吃早饭呢。

小王:小张,我也跟你一•起去。

小张:你去干什么?你也没吃早饭吗?

小王:我在家吃过早饭了。我想去买咖啡。

小张:小王,你不是喜欢喝红茶吗?

小王:我早上喝咖啡,下午喝红茶。

小张:那你晚上喝什么?

小王:我有时喝点儿啤酒。你呢?

小张:我每天吃了晚饭,喝乌龙茶。

小王:喝乌龙茶好啊!乌龙茶对身体好。


会話は3つの要素で構成されています。

1.食べ物(飲み物):パン・牛乳・コーヒー・紅茶・ビール・ウーロン茶

2.時間:朝・昼・晩。

3.人物:張くんと王くん。


こういった3つの要素が交錯して、リスニングの難易度を高めます。

逆に言えば、出題者は出題するために、あるいは出題の難易度を上げるために、わざと複数の人物、モノ、コトを設定し、情報を交錯させます。

これがまさに受験者を動揺させる常套手法です。

リスニング長文練習を通じて、こういった常套手法を見抜ける力を身につけましょう。


【攻略アドバイスー】

ふたん我々は練習の時、まず耳を澄ませて、本文を聞くでしょう。

そして、より集中して質問を聞いて、正しい選択肢を選びます。

つまり、受け身です。


新しい攻略法を提案します。


本文を聞きながら「5W1H」原理で自ら設問してみましょう。

速やかにポイントをキャッチし、メモする習慣を身につけましょう。

上で挙げた例文を通じて、シミュレーションしてみましょう。

小张:小王,我要去便利店买点儿东西。      どこに行く?

小王:小张,便利店在哪儿呀?             コンビニはどこ?

小张:在那个大楼里。

小王:你去便利店买什么?                                 なにを買う?

小张:我要买面包和牛奶,我还没吃早饭呢。

小王:小张,我也跟你一•起去。

小张:你去干什么?你也没吃早饭吗?                  王くんはなにを買う?

小王:我在家吃过早饭了。我想去买咖啡。

小张:小王,你不是喜欢喝红茶吗?

小王:我早上喝咖啡,下午喝红茶。               朝・午後・夜何を飲む

小张:那你晚上喝什么?

小王:我有时喝点儿啤酒。你呢?

小张:我每天吃了晚饭,喝乌龙茶。

小王:喝乌龙茶好啊!乌龙茶对身体好。


実際の試験問題の質問:

1.便利店在哪儿?          正解①在大楼里边儿。

2.小张为什么买面包和牛奶? 正解③因为她还没有吃早饭。

3.小王去便利店干什么?       正解②买咖啡。

4.小王什么时候喝咖啡?       正解②早上。

5.小张吃了晚饭,喝什么?     正解④喝乌龙茶。


こういう形で練習すると、自分が予測した質問が当たったら、達成感が感じるでしょう。