1つの文には、2つの動詞(句)があります。
なぜ1文に2つの動詞が必要でしょうか。
実際の例から考えましょう。
日常生活でよくこのような対話がありますよね。
A:どこに行きますか。
B:図書館に行きます。
A:何しに行きますか。
B:本を借ります。
この対話をBさんは一言で言えます。
A:あなたはなにしに図書館に行きますか。
你去图书馆干什么?
B:私は図書館に行って本を借ります。
我去图书馆借书。
これがまさに連動文です。
連動文は2つの動詞(句)の関係から2種類に類別します。
目的型
前の動詞はメインで、後ろの動詞はその目的を表します。
我去超市买苹果。 私はスーパーに行って服を買います。
“买”は“去”の目的です。従って、「私は服を買いにスーパーに行きます。」と訳すことができます。
方式型
後ろの動詞がメインで、前の動詞は手段・方法を表します。
我坐电车去学校。 私は電車で学校に行きます。
“坐电车”は“去学校”の方式・手段を表します。
※日本語では方式・手段を「~で」で表しますが、中国語では行為動作によってそれぞれの動詞で表します。
我骑自行车去学校。 私は自転車で学校に行きます。
我用汉语打写信。 私は中国語で電手紙を書きます。
【Point1】
語順問題でよく連動文が出されます。複数の動詞をどうやって並べるか、悩むでしょう。
簡単です。
連動文の複数の動詞は必ず実際は行われた順で並べます。
従って分からないとき、頭でその場面をイメージして、順番を整理します。
例えば、
私はりんご買いにスーパーに行きます。
実際はまずスーパー行って、それから買うでしょう。
我去超市买苹果。
「“去”(行く)⇒“买”(買う)」のように行動が実際に行われた順にそって並びます。
【Point2】
動詞の後ろの名詞は省略することもできます。
我去买。
我去买苹果。
我去超市买。
動詞だけにするか、或いは名詞をつけて動詞句にするか、自分の勝手です。
【Point3】
連動文にほかの成分を加える場合、第一動詞(句)の前に置きます。
我想去动物园看熊猫。 私は動物園に行ってパンダをみたい。
他不去图书馆看书。 彼は図書館に行って本を読まない。