形容詞が述語になる形容詞述語文といいます。
動詞述語文と違って、述語としての形容詞は後ろに目的語を置くことができません。
这个菜好吃。 この料理は美味しい。
ただし、上の例文のように、形容詞が単独で述語になると、比較・対照の意味が生じます。
つまり、「この料理はおいしいですが、ほかの料理は…」という言外の部分も含められています。
したがって、もし特に「比較・対照」する意図がなければ、形容詞の前に“很”などの副詞の修飾語を添加する必要があります。
この“很”は「とても」の意ですが、発音する際、特に強調しなければ、「とても」の意味がなく、単なる「比較・対照」の意味を打ち消すための文法手段にすぎません。
这个菜很好吃。 この料理が美味しい。
ただし、
否定文ではつけなくてもいいです。
这个菜不好吃。この料理は美味しくない。
疑問文でもつけなくてもいいです。
这个菜好吃吗? この料理は美味しいですか。
もちろん、「比較・対照」のニュアンスを打ち消すために、形容詞の前に“很”だけつけなければならないということではありません。代わりに他の副詞をつけても結構です。
这个菜挺好吃的。 この料理はなかなか美味しい。
这个菜真好吃。 この料理は本当に美味しい。
動詞に変身した形容詞 形容詞の動詞用法
一部の形容詞は動詞に変身して、動詞として組み立てで活躍しています。
他在忙什么呢?
把饭菜再热一热。
丰富工人们的业余生活。
我现在正忙着呢。
她红着脸出去了
他从来没胖过
咱们快走吧。
你多吃点儿
哥哥比弟弟高。
我家离车站更远。
他唱歌唱得很好。