疑問詞の非疑問用法
先ず少し復習します。
「疑問詞」は疑問を表す。例えば、
“什么”(なに)“哪儿”(どこ)“谁”(だれ)“怎么”(どう)
文の中に疑問詞があれば、その文は「疑問詞疑問文」になる。
しかし、疑問詞は疑問を表さないこともあります。
日本語にも全く同じ用法があるから、わかりやすい。
你吃什么? あなたはなにを食べますか。
この文は単純な疑問文。
我们吃点儿什么吧。 私たちはなにか食べましょうよ。
こちらの“什么”は疑問を表さない。単に不確定の語気を表す。
したがって、この文は疑問詞を使ったが、疑問文ではありません。
なにも聞いてなかったからです。次の文も同じです。
我去书店买了几本书。 私は書店に行って本を何冊か買った。
次の文は少し違います。
你想吃点儿什么吗? きみはなにか食べたいですか?
この文では、疑問文を作ったのが“什么”でなく、文末の“吗”です。
【出題point】
中検のリスニング問題では、疑問詞の非疑問用法は、よく選択肢で使われます。
ふたんは、疑問詞は「問い」のところで出て、選択肢にはでないはずだが、でるから、受験者はたいぶ当惑します。
ですので、「疑問詞の非疑問用法」もしっかり知っておいて、冷静に判断するように鍛えましょう。