[4級]一問一答の攻略
例題
問い: 你去哪儿? (試験用紙には①②③④の番号のみ)
①我吃饺子。②我去北京了。③我去北京。④我去过上海。
”一問一答“はわりに対策が取りやすい。
なぜなら、「問い」はすべて疑問文で、疑問文だから文中にほとんど疑問詞・疑問助詞など、分かりやすいヒントが含まれているからです。「問い」の中の疑問詞・疑問助詞さえ聞き取れば、何を聞かれたか、分かるから正解の方向性が見えてくる。
従って、「一問一答」の対策は疑問詞・疑問助詞に着眼し、それらを10種類に分類し、それぞれの攻略法、そしてその攻略法に基づいた数多くの練習問題を用意しています。
【分類】
1物事(什么) モノ・コトに関する疑問詞、「なん、なに、なんの~」。
2ひと(谁) 人に関する疑問詞、 「だれ」。
3時間(什么时候) 時間に関する疑問詞、「いつ」。
4場所(哪儿) 場所に関する疑問詞、「どこ」。
5数量(几) 数量に関する疑問詞、「なん~、どのくらい」。
6原因(怎么) a原因に関する疑問詞、「なぜ」。
b方法に関する疑問詞、「どうのように」
7確認(怎么样) 意思確認の疑問文する構文、反復疑問文をはじめ、様々な形式がある。
8疑問助詞(吗/吧/呢) 文末につけて疑問文をつくる。「~か、~だろう」。
9非疑問詞用法 文中に疑問詞があるが、疑問文ではない。
10反問文 「問う」というより、強い感情を表す形式。反発、非難の場合よく使われる。
明らかに、「問い」の中の「疑問詞・疑問助詞」を聞き取るのは重要な第1歩。
だだし、ただ第1歩に過ぎない。
質問文を聞き取れたからといって、必ず正解するとは限らない。
なぜなら、出題者は4つの選択肢でさまざまな手法で受験者を惑わすからだ。
その常套手法は実にさまざま。例えば、
1.你去哪儿?
①他去图书馆。❷我去图书馆。
※主語をすり替える。①はいかに正解のように聞こえても、主語がすり替えられたから、正解ではない。
2.你喝什么茶?
❶我喝花茶。 ②我喝茶。
※質問は「何を飲む?」あるいは「お茶を飲む?」ではなく、「なんのお茶を飲む?」、つまりお茶を飲むことを前提に、飲みたいお茶の種類を聞く。
3.你买什么?
①我买了一件毛衣。 ❷我想买件毛衣。 ③我没买毛衣。
※質問の場面設定は買い物する前、相手に「何を買う?」と聞くのに対して、①②は買い物が終わった時の会話。
まとめ
1.まず「疑問詞・疑問助詞」を聞き取ること。そのため、疑問詞ごとに特訓する。
2.正解以外の選択肢に惑わされないこと。集中練習によって、出題者の常套手法も心得する。
3.大胆に推測する。いくら勉強しても、実際受験する時、必ず分からない単語、文法があるはず。むしろ全部聞き取れるのが少数。なので、練習するときから、聞き取れないところがあっても、すぐ正解をみないで、まず推測して答えてみる。そしてより重要なのは、答え合わせの際、自分の判断が当たったか、外れたか、外れたら、なぜ外れたか、などなど「反省」し、「推測力」を高めていくこと!