チャンレンジ!

二年生の中国語

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聞くところによると、中国にいる男子留学生たちの間で、このようなこ とばが流行っているそうである。それは「僕はロマンチストだ。でも中国の男性ではない。」というものである。彼らが言っているのは次のようなことである。自分はとてもロマンチックで、例えばバレンタインデーにはガールフレンドにバラの花を贈るし、彼女の誕生日を祝う時にはロウソクに火をつけてあげる。とにかくよくガールフレンドが喜ぶことをしてあげる。しかし、中国の男性のように、街を歩く時にガールフレンドのバックを持ってあげたり❶、彼女が怒った時に、我慢強く機嫌をとるようなことは絶対にしないのだ。

これはまさにカルチャーギャップである。中国でガールフレンドはまるで女王様のようで、わがままは彼女の特権である。彼女は勝手気ままにボーイフレンドにあれやこれやとやらせることができる。少しでも気に食わなければすぐに癇癪を起こす。ひいては「殴った」り「罵った」りする。こんな時、彼女がどんなに理不尽であっても、中国の男性は大抵じっと我慢する。さもなければ、彼女はどこまでもやるだろう。

あなたはきっと中国の女性は気性が激しく、可愛くないと思うだろう。実はこれらは彼女たちの愛情表現なのである。「ぶったり、責めたりするのも愛情のうち」とよく言うではないか。外国のカップルと比べ、中国のカップルはそれほどロマンチックではないかもしれない。気恥ずかしいのでしょっちゅう「愛しているよ!」と言うようなこともしない。しかし彼女たちはこころから相手を大切にする。だから、もし街でカップルが喧嘩しているのを見かけても、絶対に本気にしてはいけない。なぜなら、彼らは派手に喧嘩しているように見えるかもしれないが、今まさに二人が深く愛し合っているときかもしれないのだから。