文法

動詞

中国語の基本構文は「動詞述語文」です。


主語動詞目的語   (中国語)

主語目的語動詞 (日本語 


我     去      中国     私は中国に行きます。

他     吃       饺子      彼はギョーザを食べます。


出題の角度からみると、””””など普通動詞は問題になりません。


問題になるのはちょっと「変わった」動詞のみです。


準4級でよく出題されるのは次のような動詞です。


1.”と”  

両方ともに名前をいうとき使う動詞で、「~といいます」。

ただし、”姓”は苗字専用の動詞で、“叫”は名前、フルネーム専用の動詞です。


ただ、日本人の場合は、少し自由になります。

私は鈴木といいます。


私は鈴木といいます。


私は鈴木といいます。

でも、は言わないです。



2.“是”


A+“是”+B    日本語の「~は~です」に相当します。



日本人。   私は日本人です。

电脑。    これはパソコンです。

我们不留学生。 私たちは留学生ではありません。


3.“有”と”在”

両方とも日本語では「いる・ある」。

しかし文の組み立ては違い、ちょうど対称的です。

 

場所+ “”+物・人   「~に~がある・いる」

物・人+“”+場所    「~が~にある・いる」

 

 Point

“有”の主語は「場所語」、

“在”は逆に「場所語」が目的後になります。


※場所語

名詞が文中で場所を表す時があります。 


田中は教室にします。


日本語では人目に分かります。なぜなら場所を表す名詞の後ろに「~」がついているからです。


ちなみに、次の文では「教室」が場所を表さないです。

二階に教室がない。


ここでは「教室」は「モノ」です。

「モノ」の場合だいたい「~が」、「~を」で表します。


中国語でも、「~に」に相当する表現があります。


田中在教室。  田中は教室にします。


ただ、場合によって”里”、”上”、”下”使い分けます。


手机在桌子上。 携帯 電話は机にあります。


机の上にあったので、“上”となっています。

もし携帯電話は机の下にあったら“~下”と表現します。


Point

場所性をもつ名詞の場合、後ろに里”、”上”などつけても、つけなくてもいいです。

場所性が明確ではない名詞の場合、必ずつけなくてなりません。



例えば上の例の“机”にまさにそうで、つけなければなりません。また、



啤酒在冰箱ビールは冷蔵庫にあります。


”里”、”上”、”下”がついているかどうかで、場所語かどうかを判断する手掛かりにしましょう。


杂志(  )桌子上。

①有   ②在


正解はどちらでしょう。

迷うとき、こう考えて下さい。

””の後ろに”上”があるから、間違いなく場所語。場所語の前は”在”が来るから、正解は②


教室里没有桌子

①有   ②在


ここではには”上”がなく、逆に”教室”にある。場所語が主語の場合は動詞は“有”だから、正解は①。


 

日本語では「場所語」を「に」で表します。

中国では?場所語の後ろに“里”“中”“下”などをつけて、「場所語」というのを表します。

 

ただし、もともと場所性を含む名詞はそういったものを付けても、つけなくてもいいです。

例えば、“学校”“图书馆”“车站”“咖啡馆”

“桌子”“书包”“冰箱”など「場所性」がはっきりしていない名詞はつけます。

桌子上有一本杂志。

啤酒在冰箱里。